話させ上手
皆さんこんにちは‼︎
今回はアルクラールの東が担当します。
先月末からアルクラールでは、松本大学のインターン生が来てくれています。
私の後輩にあたる学生さん達なので、指導にも熱が入ります?
そんな学生さん達から
「コミュニケーションをとるときに大切にしていることはなんですか?」
とよく質問を受けます。
うーん、、
「話させ上手になろう」と私は答えます。(これは持論です)
私がこの仕事をしていて、常々感じることは、
いかに目の前にいる相手の悩みや思いを聞き出せるかだと思っています。
私が以前読んだ1冊の本にはこんなことが書かれていました。
話し上手は、三流
聞き上手は、二流
では一流は?
「話させ上手」 と書かれていました。
これを見た東は、「そうか、話し上手や聞き上手だけではダメだ」と思い、
話させ上手を目指そうと決意しました。
では実際に話させ上手になるためには、どうしたものかと考えたのですが、
私なりに出た答えは、まずは「傾聴」ができるようになろうということでした。
では、「傾聴」とはなにか。
米国の心理学者でカウンセリングの大家であるカール・ロジャーズ(Carl Rogers)は、「積極的傾聴(Active Listening)」を提唱しています。
カール・ロジャースは聴く側の3要素として「共感的理解」、「無条件の肯定的関心」、「自己一致」をあげ、これらの人間尊重の態度に基づくカウンセリングを提唱しました。
以下、3要素になります。
- 共感的理解
相手の話を、相手の立場に立って、相手の気持ちに共感しながら理解しようとする。
- 無条件の肯定的関心
相手の話を善悪の評価、好き嫌いの評価を入れずに聴く。相手の話を否定せず、なぜそのように考えるようになったのか、その背景に肯定的な関心を持って聴く。そのことによって、話し手は安心して話ができる。
- 自己一致
聴き手が相手に対しても、自分に対しても真摯な態度で、話がわかりにくい時は分かりにくいことを伝え、真意を確認する。分からないことをそのままにしておくことは、自己一致に反する。
(引用元:厚生労働省 働く人のメンタルヘルス))
傾聴ができることで、話させ上手に限りなく近づけるのではないかと思い、
私自身こちらを参考に普段の業務に取り組んでいます。
相手の本当の思いや悩みを引き出す、相手に心地よいと思ってもらえる環境づくりを
心がけることで、信頼関係が生まれてくるのではないかと日々模索しています。
運動指導の専門家として知識や技術を自己研鑽するのは当たり前のことですが、
まずは相手との信頼関係の構築が大切だなと学生さん達と話をするなかで、改めて感じる今日この頃でした。
インターンの学生さん達からは、良い気づきをたくさんもらい刺激のある日々を過ごせています。
新年度も始まり、職場や役職が変わったり、環境の変化も多いかと思います。
皆さんも心機一転「話させ上手」を一緒に目指しませんか??