クリニックについて

理念

患者様を第一に考える
「ペイシェント・ファースト」

トップアスリートの治療に長年携わってきました。サッカーの世界に「プレイヤーズ・ファースト」という言葉があるように、患者様を第一に考える「ペイシェント・ファースト」のスタンスで治療にあたるのが当クリニックの理念。これまでの経験を生かし、アスリートやスポーツ愛好家の方々に、復帰までの最適なロードマップを提案します。もちろん、スポーツ関連以外のケガも治療可能です。

ご挨拶

百瀬整形外科スポーツクリニック
院長  百瀬 能成

私の人生はスポーツとともにありました。幼少期からサッカーに親しみ、学生時代もサッカーに打ち込みました。大学時代にヒザ前十字靭帯を断裂して手術を受けたことがきっかけの一つになり、整形外科を選択。自分と同じケガや痛みに苦しんでいるスポーツ選手に関わり、医学の知識をスポーツの現場で生かしたいという思いがありました。

2008年、当時はまだ地域リーグに所属していた松本山雅FCのチームドクターとしてクラブに関わるようになり、選手のケガから多くのことを学びました。アスリートに求められる医療とは何か、プロスポーツにおける、日々の準備や結果にこだわる姿勢は、これまで見てきた医療現場にはないものでした。その後のクラブの発展とともに、私はスポーツ医学の知識を得る大きな機会をいただき、Jリーグに参入した2012年以降もチーフドクターとして選手スタッフの全てのケガ、疾患の診断治療に関わり、チームの勝利のために全力を尽くしてきました。プロアスリートにとって最も重要なものは「時間」です。1分1秒でも早く復帰したい、そんなニーズに応える一方で、早すぎる復帰はリバウンドや再発のリスクにもなり得ます。ケガからの早期復帰にむけて、シビアに突き詰めて治療方針を策定するとともに、その後の再発予防とパフォーマンス向上までを見据えて、メディカルスタッフと協働してきました。アスリートはケガからの復帰の際、病院からピッチには戻らず、必ずクラブハウスやピッチ上でのリハビリを経て競技へ復帰していきます。こうした一連のプロセスと同じ水準の医療・リハビリを一般のアスリートやスポーツ愛好家にも広く提供したい――という思いを募らせ、開業を決意しました。

ケガをした患者様が、何を求めているのかを考え、最適な治療方針を具体的に提供します。「安静にしなさい」「練習をしてはいけません」とは絶対に伝えません。なぜなら患者様はスポーツをやりたくて受診されるのですから。ケガに病んでいる時間を味方につけて、苦しいときもポジティブにケガと向き合えるように、サポートいたします。プロサッカー選手のようにピッチ上でのリハビリはおこなえませんが、当クリニックでは大きなリハビリ室とメディカルフィットネスを常設しています。ここでケガの治療や痛みの原因となる機能不全を改善させ、加えて、競技に特化した動作の確認や、筋力強化をおこなうことで競技再開までのブランクを埋め、スムーズで効果的な復帰をサポートします。また2023年9月、クリニックに全天候型の人工芝フィールドが完成しました。医療とスポーツの垣根を取り払い、クリニックからそのままピッチへ戻れるような環境をすべての方々に提供したいと考えております。

また、当クリニックはアスリート以外の一般的な痛みの治療や、慢性疾患の治療も幅広くおこないます。スポーツ活動だけでなく、日常生活でも神経痛や関節痛に苦しんでいる方々にも対応します。さらに、当クリニックでは骨密度測定器や下肢筋力測定器を導入しており、骨粗鬆症治療や転倒予防のための筋力強化指導もおこないます。ロコモティブシンドロームやフレイル予防といった中高年~高齢者の健康維持にも努め、スポーツ医学の知識を用いて適切な筋力トレーニング指導や日常生活へのアドバイスを提供することも、スポーツクリニックの大きな使命です。「人生100年時代」といわれる昨今。地域の皆様が、100歳まで自分の足で歩けるくらいに本気でサポートしたい、というのが開業に至ったもう一つの大きな理由です。「健康寿命延伸都市」である松本市に根差し、医療とフィットネスの両輪で地域の活力を下支えする存在でいたいと考えています。

百瀬整形外科スポーツクリニックのコンセプトをまとめています。
当院のコンセプトは医療とスポーツの連携です。


スポーツをおこなう患者様のニーズは、ケガの治療だけでなく、ケガをしない身体作りや復帰後のパフォーマンス向上まで様々です。しかし、一貫した指導を提供できるクリニックはまだ少ないのが現状です。


当クリニックでは、クリニックとメディカルフィットネスが併設されており、これらが連携することによって、ケガをする以前よりも、さらに健康な状態へ導くことができます。これが我々の最大の強みです。


ドクター、理学療法士、健康運動指導士が連携して、患者様の痛みに対する治療から、健康増進・競技時のパフォーマンス向上まで、一貫した指導を提供します。