Coolief(クーリーフ)による膝の痛みの治療

Coolief(クーリーフ)による膝の痛みの治療

Coolief(クーリーフ)は、膝の痛みをやわらげるための新しい治療法です。
膝の痛みを伝える神経に対して、高周波(ラジオ波)を使ってアプローチすることで、痛みを和らげます。

当院では変形性膝関節症の患者さんに対して、末梢神経ラジオ波焼灼療法「Coolief疼痛管理用高周波システム」を導入し、保険診療にて治療を開始いたしました。

Coolief 治療の対象となる方

  • 変形性膝関節症と診断された方
  • ご高齢や持病などで手術が受けられない方
  • 消炎鎮痛剤やヒアルロン酸注射などの保存療法で痛みが改善しなかった方

Coolief 治療のしくみ

高周波焼灼前に、電極から微小な電流を流すことで運動神経を同定します。→プローブ先端を冷却することで先端電極の温度上昇を抑えます。→運動神経を避けつつ、ターゲットとなる知覚神経を広範囲に焼灼
します。

超音波エコー下で行う、日本で唯一 の変形性膝関節症に伴う疼痛治療を適応とした
冷却機能付高周波システム

※2022年9月現在

Coolief* 疼痛管理用高周波システムは、超音波エコー下で左図の3 つの膝神経をターゲットに、変形性膝関節症に伴う疼痛治療を行います。
※診断用神経ブロックも同様のターゲットに対して行います。

Coolief 治療の臨床成績

NRSスコア 治療6か月時、NRSに基づく膝関節疼痛が50%以上軽減した被験者がCooliefは74%でした。また、治療後12か月時点でNRSに基づく膝関節疼痛が50%以上軽減した被験者が、Coolief被験者は65%でした。
OKS評価(Oxford Knee Score) ベースラインでの重度なOA評価:Cooliefは67%、関節内ステロイド注射は63% 治療6か月時点での重度なOA評価:Cooliefは5%、関節内ステロイド注射は37%